とある日の電話
トレーナー♀「もしもし、兄さん?久しぶり」
兄貴『おうよ、妹。元気か?』
トレーナー♀「元気だよ」
兄貴『よかったな。こっちも元気だぞ!今はギアナのジャングルを彷徨ってるぞ!回線が悪くてテレビ電話が繋がらなくてすまんな』
トレーナー♀『相変わらずだね、兄さんは』
兄貴『あれからどうだ?イーブイは元気か?』
トレーナー♀「うん。元気。今はエーフィになったよ」
兄貴『進化したのか。おめでとう。妹がいいポケモンライフを送っているようで安心した』
トレーナー♀「うん。ポケモンと暮らすって楽しいね。それから、ポケモンも増えたよ。ブースターとリーフィア。あとは図鑑が反応しない子でうーちゃんって言う子がいるんだけど」
兄貴『どんな子だ?』
トレーナー♀「全体的に青っぽくって頭に大きいツノ?とにかく、硬いのがある。大きな水ポケモンだよ」
兄貴『うーん。当てはまるのは多いが、ダイケンキかな?』
トレーナー♀「ダイケンキ?」
兄貴『あぁ。最近、パルデアの方に入国を許可された水ポケモンだ。図鑑はアップデート前だから反応しないぞ』
トレーナー♀「そうなんだ。ダイケンキか!ありがと!」
兄貴『お前はちゃんとポケモンについて調べろよ。楽しいぞー。お兄ちゃんは楽しすぎて、ポケモンの博士になったからな』
トレーナー♀「博士ならどこかに落ち着いてほしい」
兄貴『現地調査じゃないと得られない情報があるんだ!』
トレーナー♀「…そっかー。無理しないでね」
兄貴『そこに浪漫がある限り、止まれないな!いつか、幻のミュウに出会って、本を書くのが俺の夢だから。いやー、ポケモンは本当に奥が深い』
トレーナー♀「浪漫はいいけど、一回実家に帰りなよ。お母さん心配してるし」
兄貴『そのうちな。最近、ウネルミナモっていうポケモンがパルデアで発見されたって情報もある。こいつはジョウト地方の伝説のポケモン、スイクンの先祖じゃないか?って言われててな!それもあるんで、ミュウを探して、その後ジョウトに行って、それからパルデアに帰るさ』
トレーナー♀「何年かかるんだか…」
兄貴『じゃあな、妹!元気でな!そのうち、お兄ちゃんはミュウの本出してその印税で左うちわで暮らすから』
トレーナー♀「はいはい。——って切れちゃった」
おやつちゃん(うっすー)
トレーナー♀「あ、おやつちゃん!遊びに来たの?今日はフルーツタルトがあるけど食べてく?」
おやつちゃん(もちろーん!)
ブースター(なんか、すごーく不幸なすれ違い事故が起こってる気がする)
おやつちゃん(気のせい。そもそも一回目撃されたからって常にジャングルにいないし。ジャングルに美味しいケーキがあるかよー?)
ブースター(……そうだね)
◆
うーちゃんは基本的にボール暮らしです
デカいから部屋には出せない
大家さんに相談してご飯は中庭であげてる
爪を切ってるのは人やポケモン、物を傷つけないようにする為
バトルに出る事を想定してない模様
ポンチョになったのは普通の前掛けだと後ろ髪が垂れてくる時に対応できないからです
ウネルミナモ——大型ポケモンとの暮らしは気になる点が多くて、描写したい暮らしが多いです
もうちょっとうーちゃんとの暮らしについては描いてく予定
もちろん新顔のリーフィアについても