弾丸は無意味だった。
砲弾でも無理だった。
重機だけが巨獣を止めることができたんだ。

―――誇らしげな重機オペレーターより

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人類の生活圏と超獣の生息圏の境界に配置されつつある巨大重機群。

人類の越境はもちろん、超獣の侵入をも止めるために配備されているのがこの重機群である。
移動が可能であり、相対する超獣のサイズによって配備数の増減も可能で、
一定数が集まると驚異的な防衛性能を発揮する。

クレーン先端部には装薬を使って撃ち出せるアンカーを備えており、
これにより突破を試みる超獣を捕縛、拘束できるようになっている。

圧倒的な自重と強力なアンカーを備えたこの重機はまさに要塞であり、
区役所の威信が具現化したものであると言えるだろう。
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