去年Twitterにあげたやつ。
夏目漱石がI love you を「月が綺麗ですね」と意訳したという有名な話。
返しで一番有名なのが「死んでもいいわ(OKの意)」ですが、
そもそも、「死んでもいいわ」自体は夏目漱石とは全く関係無いそうです。
「死んでもいいわ」は、
二葉亭四迷(ふたばてい しめい)という小説家が、ロシアの小説を翻訳する際に意訳したものとのこと。
どちらも同じ「愛している」の意訳ですから、返しの言葉として定着したんでしょうか。
以下、蛇足。
一応、私の中の4パターンそれぞれの脳内シチュを書いておきます。
1.「ずっと綺麗だったよ。」
OKの意。
幼馴染の男女。
「今さら?私はずっと前から好きだったんだよ?ドヤッ」みたいな。
ハッピーエンドです。
2枚目に対して、Twitterで「絶対寝取られ展開だコレ」て言われてて笑いました。
脳を破壊してくるな。
2.「私には見えない。」
満月が出ているにもかかわらず、「見えない」=「眼中にない」というはっきりとしたお断りの意。
一応私の中では、1枚目と2枚目との間に相当な年月が経っているという設定です。
生前、病で余命幾許かのセーラー服の女性、それを知ってから知らずかの告白。
はっきりと断りながらも、面とは向かわない女性。
時は経ち、墓前で手を合わせる年老いた男性。
男性の左手薬指もかろうじて確認できます。
嬉しそうで悲しそうなそんな面持ちで、昔と変わらないその姿で
彼女の本当の想いは...。
3.「一緒に見ようぜ。」
文芸部の先輩後輩(女性が先輩)
定番の返し「死んでもいいわ」を知っていたのでしょう。
ちょこっとオドけてみせつつも、ストレートにOKしています。
尻に敷かれそう。
4.「死にたくないな。」
これも、定番の返しが「死んでもいいわ」を知っていることを前提としたお断りの意。
若干アホっぽそうな女の子ですから、たまたま授業で聞いて知っていたんでしょうか?
「他にやりたいことがたくさんあるから」という、やんわりとした断り方です。
2枚目は、翌日、何事もなかったかのように振舞う女の子。
そもそも告白自体が曖昧なやり取りでしたから、
もういっそのこと何もなかったことにしよう!という力技を使ったわけですね。
男側からしたら一番もやもやしそう。
頑張ってほしい。
このほかにも、調べると色々な返し方が出てくるのでオススメです。
(そもそも、夏目漱石の意訳自体が眉唾ものらしい。)
以上。
最後まで見ていただきありがとうございました。