ASのとある時代。以前まで激戦地だったどこかの荒地。
戦いが終わり、兵器の残骸だけが転がるその場所は、戦火で草木がほとんど焼け、何もない茶色の土が広がる地になった。
・・・と思われたが、平穏の訪れたその場所には、一輪の小さな白い花が咲いた。
最初からそこにあった物ではない、新たに芽吹いた「命」。それに呼応するように、周りにもわずかに草が生い茂っていく。後ろに佇むディランザの機体にも、わずかに草花が生えているようだ。
まるで、戦いの終わりを告げる、「平和の花」が咲いた事を想起させる瞬間であった。
新年早々、大地震に飛行機激突、等々の暗い出来事が続き、さらに中東の地ではテロや内戦が止まず、一体今年はどうなるんだと思わせる空気になりつつありますが、そんな中でも一人でも多くの方に安らぎを、やがては世界に平和が訪れん事を祈りながら描いた1枚です。