「もう脱いでも良いかな、結構暑くて。」
姿が同じ二人が、顔を合わせ喋る。
「はぁ?私の体が分厚いせいだとでも?
ダメです、これはちょっとしたドッキリですから。
ヒナ委員長に会うまではそのままでいて下さい。」
ドッペルゲンガーと遭うと、死んでしまうと言う。
恐ろしいものだが、それにしては2人とも落ち着いている。
「じゃあちょっとだけマスクを脱ぐね。」
「それぐらいなら、周りは私が見ておきますから。
安心して脱いで下さい。」
片方の女性は、首元の布を引っ張った。
すると、首の境目に薄っすらと線が見える。
そこを力強く引っ張ると、彼女の首の皮が
常識ではあり得ない程伸びた。
「あ、人が来ます。私は隠れるので頑張って下さい♡」
「え!?ちょっと!アコ!?」
伸びた皮を素早く戻し、布を首に巻く。
「はぁ・・・勘弁して欲しいな・・・」
カツ、カツと靴の音が響く。
その主は、学園名高い風紀委員長その人であった。
ドレスアコまだ引けてません。
因みに描いたら来る教の成功率は20パーセントです。
助けて。