説明文中に出てくるマーキュリー級とジェミニ級というのはこれ
illust/97091893 とこれ
illust/102779777ウォルター・シラーは、ジェミニ級が順調に就役していくのを見届けると一線から退き練習艦として運用されることとなった。しかし、火星攻撃艦隊に大損害が出たことを受けて再び実動部隊へと復帰する。地球最終防衛特別艦隊において地球低軌道の重要衛星群を火星の惑星間攻撃から防衛する作戦を行うこととなったのだ。惑星間速度のまま襲来するミサイルを迎撃するには、大型で高いΔVを持つ対艦ミサイルよりも、シラーの様に小型で高加速度の対宇宙機ミサイルが大量に投射できる方が向いていたのだ。この結果を受け、米宇宙軍内には特定の目的に特化した宇宙艦を任務によって組み合わせて使うというユニット艦隊構想派が出現することになるが、それはまた別の話…。
ウォルター・シラーは火星戦争での活躍ののち再び練習艦となり、その後武装を取り外して民間に払い下げられ、星間資源調査船として運用されることとなった。