※クロス注意、『幸運バディ』読後推奨
豪速で空を飛ぶという恐怖体験からの、輝かんばかりの妻の魅力にあてられたゲゲ郎。
詳細は省くが、幽霊族夫婦は一晩中イチャイチャしていた。
(気づいたら夜が明けておった…)
察しが良すぎる相棒と先祖に対面するのが恥ずかしいが、それでも愛息子のお迎えは必須。
(それにしても、近くにトト■殿の気配が無い。もうお帰りになったのじゃろうか？)
妻と息子ほど気配探知が得意ではないが、それでもあれだけの『気』であれば分かる。
何せ神性を帯びた高位の存在――
(色々気になるが、まずは鬼太郎のお迎えじゃな！)
妻が用意した料理（昨晩下準備は終わっていて今朝仕上げた）を手に隣家を訪れる。
「ごめんください。隣の田中じゃ…です」
住人に聞こえる程度に大きめの声で呼びかける。
妻と先祖に倣い『田中』姓を名乗るが、未だに慣れない。
家の中から御母堂の「手が離せないから入ってきて頂戴」と言われるがまま入ると。
「鬼太郎……！？」
倅が既視感がある、謎の物体を口にしていた。
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少し時間が飛んでゲゲ郎のターン(｀･ω･´)
クロスの中では久しぶりの登場ですね！
※岩子さんは仕事に行き、ゲゲ郎は主夫業をしながら文筆活動（駆け出し）をしています。
うつ状態から何とか抜け出し（『快走録』の内容）、ご近所付き合いにも少しずつ慣れてきたところ。