敵連合が元気に社会不適合者をしている平和時空パロの２です。みんなあんまり働いてない大人です。前回のを読まないとわけがわからないです。飲酒しようぜ！の回ですが、轟燈矢を可愛いと思い過ぎている節がある。私はゴリゴリの腐女子ですが、このシリーズのCP要素は今後も仄かなお茶トガ茶のみです、オールキャラギャグ漫画みたいなのを目指している。みんな元気に生きてて欲しいんだ、それだけなんだ。

敵連合の好きなところに、怪しくて怖い得体の知れない集団からどんどん傷ついた少年少女の素顔が見えてくる、という点があるんですけど、それでもかわいそうってだけじゃなくって、追い詰められた状況下での選択と爆発に人間の輝きが詰まっているというか…ちょっと待って、この話前回のキャプションでもしましたっけ？老害になりたくないので違う話をしますね。挟まる小ネタが15年以上前のものである点については、指摘を控えてください。

こう見えても私は香水が好きなんですけど、どうしてヒロアカってイメージ香水出してないんですか？すっごい欲しいよ死柄木弔の香水、と思いましたが死柄木弔からいい匂いがするのは解釈違いです。いい加減にしろ！そんなにフローラルなわけないだろ！死臭か無臭だよ！貸せ！俺がやる！

部屋のどこかでカブトムシが死んでいる？トップノートの鮮烈な死臭は防御の暇もなく消え失せ、ミドルノートであなたを迎え入れるのは、圧倒的な虚無。この世から香りというものは消え失せたとばかりの無臭に鼻の存在を疑い始めたその時、ラストノートから滲み出るのは、記憶の奥底に沈む、甘く重苦い香り。バニラに包まれたダチュラとブラックペッパーが、あなたを優しく否定する。仕組まれたフェイトフルフレグランス、4月4日発売。

ちょっと私、フレーバーテキストの才能あるのでは？あと、香水なのに死臭がする！ってのはディメーターってブランドのゾンビの香りの香水で体験できるのでおすすめです。私は数回嗅いで捨てました。
燈矢くんもいきますね。

絶対に、キッチンが燃えている。トップノートの焦げ臭さに避難を始めたあなたを、ミドルノートからあふれ出た色香が惹き止める。ジャスミンとイランイランの艶やかさに思わず踏み出したステップは、全焼程度じゃ止められない。ラストノートのシダーウッドとムスクに退廃的な陶酔を感じながら、燻る煙臭と踊り続けて。消し方は教えてもらえなかったから、骨肉の焼ける匂いがする。後戻りできないバーントフレグランス、1月18日発売。

思ったより楽しいのでトガちゃんもやろう。

なんてかあいい匂い！トップノートから弾けるのはロリポップとピュアなレモン。思わず少女のように笑うあなたの背後に忍び寄る、ミドルノートのどろりとした生臭さ。気づかないふりをしてキャンディーを追いかけると、キュートな甘さはクローヴの刺激臭と混ざり合い、毒々しくも変身していく。ラストノートから鉄の香りが滲む頃には、目を閉じようが辺りは血の海。女の子はお砂糖とスパイスとドロドロの血でできている。恋する乙女のブラッディフレグランス、8月7日発売。

上記の文に添える、おしゃれな香水瓶のイラストを描いてくださるかたがいらっしゃったら、是非ともご一報ください。