誘い魔

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アームストン王国 守護大公
ティアナ・ハーロック　

アームストン王国の王宮に常駐し、
王国全体の守護を担当する。
気に入った人間を毎日のようにディナーに誘うほど
他人が好きな性格であり、
天性のコミュニケーション能力を持つ。
ある意味図々しい。
「あ、君君。最近、衛兵で入った人だよね？
今日良かったら一緒にディナーしない？
うん！上司である私が奢っちゃう！
もし断るならぁ・・・
業務命令で強制的に連れていきます！
断って業務としてディナーするなら
断らないで素直にディナーしよ？
王都の3番通りにあるアズガルドっていう
レストランが最高なのよぉ。
２階にある店なんだけど王都の
灯篭通りに位置してるから
ディナーの時間帯は神秘的なのよぉ。
ほらほらほら行こ行こ」
ティアナは無理やり衛兵の腕を取り自分に引き寄せ、
衛兵の肩のあたりに自分の顎を載せた。
衛兵はあまりにも近いティアナの顔を見て赤くなった。
「あー、赤くなってるぅ。ねぇねぇ私さっきまで任務だったから
動いて汗かいたから臭わないかなぁ？どお？」
ティアナはぐいぐいと衛兵の腕を引っ張りながら
唇が当たるんじゃないかと思えるぐらい近くまで顔を寄せた。
「んふ。それじゃあ行こうか！」
衛兵はティアナにドキドキしながらディナーについて行った。
しかしティアナに密着されていた衛兵は気づいた。
光沢のあるディアナのレザークロスの下にある
恐ろしいほど硬く強靭な肉体に。
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