どちらも
『知識が無いと伝わらない言葉を、視聴者に解りやすく言い換えてくれる有能翻訳家である!』
「名探偵コナン 隻眼の残像」は公開初日に見に行ってたのですが、諸伏高明警部の故事成語から引用した難解なアドバイスを、蘭姉ちゃんが毎回、解りやすく言い換えてくれるシーンを見ていて、
「ん?なんか、こういうムーブをするキャラを最近、頻繁に見ている気がする‥‥」
と、妙な既視感がありまして‥‥
その既視感の正体が
「あ、三島だ」
と、気が付きました笑
コナンの劇場版が公開される少し前のタイミングから配信が始まっていた仮面ライダーカブト。
本田博太郎さん演じる加賀美陸の口から毎度出てくる、これまた教養がなければ理解出来ない指示の数々。
「やっぱり象だろうね‥」
「モーツァルトだったね‥」
「ヨハネ第十二章二十四節だったね‥‥」etc‥‥
???と置いてきぼりの視聴者に対して親切に「つまり、◯◯だと‥‥」と翻訳してくれる三島正人はマジで有能な秘書!
ゴローちゃんの翻訳、ホッとするよ(人違い)
でも、エリアXのエピソード辺りから三島さんの有能翻訳が無くなってくるんですよ
「ご子息がエリアXに興味を持ち始めたようです」
「君は増えすぎたネズミがどうなるか知っているかね?(何故かフェンシングしながら)」
「はっ?(困惑)」
「(中略)そこには地獄しかないというのに」
「あの‥ご子息の件は?(ややキレ気味?)」
「(無視)どうせ、地獄に堕ちるなら‥‥」
加賀美パパさぁ、三島が貴方を裏切ったの理由の半分くらいは、多分、そういうところも込みだと思いますぜ(笑)
毎回、こんな感じでホウレンソウがスムーズにいかない職場なんて嫌ですよ!
※以下、劇場版コナンのネタバレですが、公開から時間経ってるから、いいよね
そこへいくとコナンの話に戻ると、諸伏警部と周りの長野組や蘭姉ちゃんとの関係性は安定していていいですね。
終盤の「いっけぇー!」の下りの、登場人物全員IQが高い者同士のツーカーの仲が心地いいです。
この一連の流れ、高明と蘭姉ちゃんだけじゃなくて他の人も優秀すぎる
一部の台詞は、うろ覚えだけど‥
高明「地を知り天を知れば、勝すなわち全うすべし」
↓
からの
蘭「地形と天候を使って!」
↓
からの
コナン「灰原!もっとレーザーを下に向けられないか」
↓
灰原「元々、空に向けるものよ!」
↓
ゲストの教授「アンテナをもっと下に下げよう!」
全員、専門知識があるのもさることながら、自分が何をすべきか一瞬で判断するのが凄いのよ。
この伝言ゲームの途中のどこかに自分が紛れていたら、間違い無く作戦は破綻します!
自分「え?今、なんて、おっしゃいました???」
しかし、カブトとコナンのクロスオーバーイラストなんて、他にあるんかな?