鳥のさえずりと泉を流れる水の音で目が覚め た。
重い体を起こして瞼を開けるとラティオスが 見下ろしていた。
「まだ生きていたか。しぶといやつだ。 お前、一体何者だ?事と次第によっては見逃してやる。だが、少しでも怪しい真似をしたら容赦はしない。」
ラティオスはそう吐き捨てると鋭い眼光で見下ろしてくる。
一体何故こんなことになってしまったのか。 でも、今はそれどころじゃない。
彼等の納得が得られなければ更にひどい仕打ちを受けることは明らかだ。
なんとしても、僕の無実を証明しないと。
「えっと、実は、僕はもともと人間で、学校 の帰り道で突然何者かに捕まって、気がついたらこうなってたんです! お願いします! 信 じてください!」
ラティオスの表情がより険しくなる。
「人間だと?気がついたらそつなっていた? そんな馬鹿な話があるか。お前に期待するだ け無駄だったようだな。嘘をつくならもう少しマシな嘘をつけ。化け物。」
またも信じて貰えなかった。 どうしたらいいかわからず僕は涙を流すしか なかった。