長きにわたる紛争が終結した国を調査しているメカ娘がいた
AIロボット兵器に自爆ドローンが大量に使われており
周囲のビルには生体反応はなく、あっても小動物の反応が僅かにあるだけだった
「ここにも人の痕跡がない、、この都市は廃棄した方がいいかもしれない」
彼女の役割は生存者を探しつつ、各都市に再入植するべきか判断する材料集めが主だった
羽織っている防弾コートにはジャミング装置が内臓され
ボディも関節部に防水・防塵の分厚いシーリングがされており
長期間の過酷な調査を可能にしていたが、優しい彼女の心は
とても繊細であり日々の惨状を見ては葛藤をしていた