8月1日は「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクター、高海千歌ちゃんの誕生日。
2年ぶりにイラストを描いてお祝い。
千歌ちゃんはみかんが大好き。ということで、最初はみかんの実を手に持っている姿を描こうとしたが、みかんは冬が出荷時期ということで、みかんジュースを飲む千歌ちゃんを描いた。
そんな彼女と一緒に、「みかん色の電車」として親しまれた113系電車も描いた。イラストはJR東海東海道本線静岡地区で運行された4両編成をイメージしている。
1960年代〜2000年代にかけて東海道本線で運行され、沼津駅にも頻繁に姿を見せていた113系は、国鉄時代の1964(昭和39)年に運行を開始した、温暖な気候で勾配が比較的少ない路線(具体的には東海道本線・山陽本線・総武本線など)に適した近郊型車両。
緑色(緑2号)とオレンジ色(黄かん色)の組み合わせの「湘南色」を纏い、神奈川県西湘地域から静岡県にかけて栽培が盛んなミカンを想像させる色遣いとして知られている。しかし当時の国鉄は、アメリカのグレート・ノーザン鉄道の車両に着想を得たものであり、みかんのイメージは後付けでできたものだと説明している。
1950(昭和25)年から東海道本線で運行されていた、中距離電車のパイオニアと言われる80系が、片開き(1枚扉)片側2箇所で、座席もボックスシートだったため通勤時間帯になると乗降に時間がかかるデメリットがあった。これを解消するために、扉を両開き(2枚扉)にして幅を広げて片側3箇所に増やし、座席もボックスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシートとして、乗降時間の短縮を図った。
1987(昭和62)年の国鉄民営化後、沼津駅には、JR東日本国府津車両センター所属車両とJR東海静岡車両区所属車両が来ていた。国府津車は東京駅〜静岡駅で、静岡車は主に熱海駅〜豊橋駅間で運行されたほか、11両編成の国府津車と連結して東京駅まで乗り入れた列車としても運行された。
国府津車は2006(平成18)年に、静岡車は2007(平成19)年にそれぞれ引退した。
子どもの頃、東海道本線に乗ることが多かった僕にとって、113系は思い入れのある車両の1つ。そのため僕は以前から、千歌ちゃんと113系を一緒に描きたいとアイデアを練っていた。2025(令和7)年の誕生日記念イラストで、ようやく実現できた。