コレは
KAILI︎💕︎︎第13話一章
illust/135247510からの続きです。
【KAILI︎💕︎︎13話二章】
<町へ行く準備が出来たので、鯱島の運転する車で出発する三人。>
鯱島
illust/132683893「町の何処に行く?」
海里・レッドシャーク
illust/132682700「「駅前」とか、「繁華街」とか人通りの多い所をお願いします。」
鯱島
「ホイ!了解と。」
岬 竜太
illust/132683046「何でまた人ゴミなんかを?」
海里
「冬のね、『冬の町の様子』を見てみたいの。
歩く人達がどんな冬服を着てるかとか、町の様子が冬になるとどう変わるのかとかを。
以前浴衣を買いに来た時は夏だったから、その夏の時と比較してみたいのよ。」
岬
「『冬』って季節を知らない海里ちゃんには、そういう所が気になるんだ。」
海里
「ええ、海の底(海底ドーム)での生活だと『季節の変化』とは無縁だから…だから地球に来ると決まった時、すごく楽しみにしていたの♪」
そして車は、駅前の駐車場に到着。
三人は、駅前に繰り出していった。
海里
「うわー人でいっぱい♪それにみんなもう長袖ね。看板やネオンも綺麗😍あとさっきから町じゅうで聞こえる音楽は何かしら?」
岬
「ああ、クリスマスソングだよ🎅もう明日から12月だしね。地球では、12月に『クリスマス・イブ』っていうイベントがあるんだ。」
海里
「クリスマス・イブ?」
鯱島
「元々はとある偉人の誕生日を祝う日だったんだが、今では『恋人達が一緒に過ごす日』になっちまったんだ。おかしいだろ(笑)」
海里
「いいえ!『恋人達が一緒過ごす日』って、なんて素晴らしい日なの💕︎︎そんな日を設けるなんて地球人ってスゴイ♪さすがお父さんの星。」
目をキラキラさせて興奮する海里。
岬
「それに、お互いにプレゼントを交換し合うってこともするんだ🎁」
海里
「へ~、それも楽しそう。✨」
鯱島
「あと、『七面鳥』や『クリスマスケーキ』に『シャンパン』と美味いものも目白押しだ😋」
海里
「ふぁわわ…ご馳走まで食べれる日なんて︎💕︎︎」
岬
「『クリスマス・イブ』までは、地球に居られることになったんだから楽しみにしていてね。
あとほらあそこに見える飾り付けがされてる木。あの『クリスマス・ツリー』も、当日までに作るんだ。基地の食堂でも毎年飾ってる。」
海里
「うわ~『クリスマス・イブ』が今から楽しみでしかたがないわ( ´›ω‹`)💕」
その後何人三はクリスマス商品を扱ってる店をみて歩いたりゲーセンでゲームをしたりと楽しいひと時を過ごす。
日もとっぷりと暮れた頃
海里
「お腹空いて来ちゃったわね。」
腹の虫がなり始めてる海里。
昨日の巨大化のこともあるが、出発の準備に時間がかかり過ぎて「お昼」を食べれなかったのだ。
岬
「じゃあ、何か食べょうか。ん~と、あっ、「おでんの屋台」がアソコに。「おでん」とかどうです?」
鯱島
「「おでん」か、そういや久しく食べてなかったな。」
岬
「海里ちゃんはどうする?」
海里
「もう、何でもいいわ。お腹と背中がくつ付きそう…」
急いでおでんの屋台に飛び込む三人。
一口食べておでんを気に入る海里。その後おでんを全30種類三皿ずつ平らげて店主をびっくりさせていた(笑)
海里
「『おでん』って、初めて食べたけど最高に美味しかったわ︎💕︎︎特に、「巾着袋」と「大根」と「トマト」が大好き💕︎︎」
岬 竜太
「基地の中にあるコンビニも12月からはおでんの販売を始めるから楽しみにしていてよ♪」
海里
「な、なんと。それはスゴく楽しみね😳」
腹が満たされたので、車の止めてある駐車場へ向けて歩き始める三人。
初めは海里が先頭、岬がその直後、鯱島が少し離れて最後尾という順で歩いていた。
すると岬がいそいそと海里の横につき、そっと手を差し出してみる。
少しの間をおいて、海里も岬の手を握り返した。
岬 竜太
(うおおお!コレってもしかして『脈あり』ってことでよろしいのでしょうか神様仏様✨✨•*¨*•.¸¸♪✧)
心の中で『幸せのファンファーレ』が鳴り響く岬。
海里の方を向いてみると、手を繋いだことにより海里はこちらの歩くスピードに追いつこうと必死だった。(竜太の方が歩幅が広いので)
それを見て、慌てて海里の歩幅に合わせる岬。
後ろから2人の様子を見ていた鯱島
鯱島
「ほう……また1歩前進したか竜太の小僧♪」
その後も3人で日本各地を観光三昧してまくった。
海里が「紅葉が観たい」と言えば、
特殊潜航艇「フカヒレ」
illust/132683652で、地球連合軍極東支部海上部隊舞鶴基地へ行って、基地からは先に着いていた鯱島さんの車で「金閣寺」へ。紅葉と日本の重要文化財を鑑賞し、京都料理を堪能した︎💕︎︎
海里が「雪が見たい」と言えば、フカヒレで地球連合軍極東支部海上部隊函館基地へ行って、そこからヘリを飛ばしてもらった。
(「地球を救ってくれた女神のお願いなら断る訳にはいかない」と、快く引き受けてくれた函館基地の司令とヘリのパイロット達。)
目的地に着くと、そこはまさにあたり一面真っ白な雪でおおわれた『雪原』だった。
銀世界を眺め、雪の絨毯に寝転がり、「雪だるま」を作ったり、「雪合戦」をして2人は雪の世界を満喫した。(鯱島さんは、「 護衛」としての警戒任務)
その日の夕飯は、かって北海道の代名詞となった「味噌ラーメン」、今流行りの「牡蠣ラーメン」を堪能した。
そして海苔田
illust/134354444の実家に手土産を持って、ピーべの様子を見に行った。
ピーべ
illust/133883106は大喜び。ピーべは、海苔田の家族とも上手くやっているようだった。
検査の結果ピーべのお腹の子は、
「三つ子」ということが判明しており、
その日は父親になる『(海苔田)ミツル』を交え宴会になったという。
【第13話三章へ続く】