西武鉄道10000系:
1993年、西武池袋線・秩父線特急のサービスアップならびに新宿線への特急新設に対応すべく、
また5000系「レッドアロー」(
illust/43969678)の置き換えを目的として製造された。
車体は日立製作所で新造されているものの、走行関係機器は置き換え対象である
5000系、および通勤型電車の旧101系(
illust/43811901)のものを利用しており、
1990年代初頭の大手私鉄新造車でありながら抵抗制御という車輌である。
愛称は「ニューレッドアロー(NRA)」。
最終編成の10112Fについては西武特急で唯一のVVVFインバータ制御を採用したが、
台車などはやはり流用であり、西武のやりくりの上手さがうかがい知れる。
2003年から2008年にかけ、内装を中心としたリニューアルを実施。
また2011年には10105Fが先代の5000系をイメージしたラッピングを施され、
「レッドアロークラシック」として活躍している。
7両編成12本の84両が在籍。