阪神電気鉄道5700系:
2015年夏の営業運転に向けて製造された車両で、メーカーは近畿車輛。
車体は1000系(
illust/47968291)に準じた軽量ステンレス製であるが、
普通列車用のいわゆる「ジェットカー」でステンレス車体が採用されるのは1959年に試作された5201・5202号
「ジェットシルバー」以来56年ぶりで、またジェットカー自体も1995年の5500系以来20年ぶり、
5550系を別形式としても5年ぶりの新形式である。
車両愛称は「2代目ジェットシルバー」または「ジェットシルバー5700」。
マイコン制御方式による空調装置や、押しボタン式の半自動ドア回路など阪神では初採用となる技術がふんだんに盛り込まれている。
台車は曲線通過性能向上のためかボルスタレス台車をやめ、ボルスタアンカ付に戻っている。
車体は無塗装だが、ジェットカー伝統の青色のカラーフィルムを貼り付けている。
また、インテリアは「豊かな摂津灘の海」をコンセプトに吊り手・出入口横の掴み棒もブルーとしている。
2017年10月現在、4連4本16両が在籍する。阪神としては初のブルーリボン賞受賞車。