東京急行電鉄2020系:
2018年登場。2020年の東京オリンピックに向け、田園都市線のサービスレベル向上、
及び老朽化した8500系(
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置き換えを目的に製造された。総合車両製作所(J-TREC)の新型ステンレス車体「sustina S24」シリーズ。
形式名は東京オリンピック開催年である2020年および、東急創業100周年にあたる2022年にちなむ。
前頭部分から車体上部および屋根にかけては、「新しい時代へ孵化していく色」として
白色(インキュベーションホワイト/INCUBATION WHITE)とされており、前頭部分も丸みのあるデザインとなった。
全車に車いす/ベビーカー用のスペースを設置、主回路は東急初となるSiC-VVVFインバータ制御である。
2020系を始めとした「20系列」は将来の主力車両として設計されているため、運転台の設計については
直通先である東京メトロ、東武鉄道、西武鉄道とも運転台共通化(インターオペラビリティ)の協議を
行ったうえで設計したという。駆動方式も東急の鉄道線車輛としては初のWN方式。
まず、3編成30両が製造・投入された。
東武線(東武伊勢崎線・日光線)直通用の設備はあるが、今のところは東武線内への直通運転は実施されていない。