ドラゴンや竜のデザインをする時に、どういう方針を立ててから始めるといいかな、どういう勉强をするといいのかな、というメモです。質問箱で聞いていただいたので。大概の幻想生物はこのやり方でデザインのバリエーションを考えることが出来ます。

この表はドラゴンの外観を決める最小限に要素を絞ったものなので、実際にはもっと沢山スライダがあって、それを調整してデザインを決めていっています。

ドラゴンを0スタートで、自分らしく描きたい、という場合は、まず動物のスケッチと、伝統的なドラゴンや龍、今一般的にドラゴンと認識される王道の絵の模写から始めるといいと思います。次に、うろ覚えで描くんです。それを、各動物、各絵に対して繰り返していく。うろ覚えであったり、書き間違いであったりが生じると思うんですけど、「これ面白いな」とおもったら、その間違いは覚えておいて、実際にドラゴンをデザインする時に活用します。

もともと、ドラゴンは、科学と芸術がまだ未分化であった頃の、生き物たちへのまなざしから生まれたものなので、そういうプロセスを絵に取り込んでやろう、という考え方です。

ドラゴンも1人一匹の時代だよね！ぜひ描いてみてください！ちょっと新しい作例が無くて申し訳ないです、そのうち描けたら持ってきます。