こちらの続きになります。→
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城の崩壊のどさくさに紛れ、エリムスとラウトは装甲トラックに乗って城を後にした。
メイド型が運転し、ラウトや追従した戦闘型ドロイドがコンテナと屋根に乗り警戒している。
エリムス「さて…アレで足止めになればいいけれど、向こうの足の速さからすれば追いつかれる事も有り得なくはないかしら…。」
???『ならば手を貸すかね、Ms.エリムス?』
エリムス「!?」
声がしたのは、エリムスが使っているタブレット端末から。
驚いて画面を開くと、見覚えの無い男の顔が映る。…いや、"今日に限れば"見覚えがあった。
エリムス「あなたは確か、オークションにいらっしゃってた方かしら…?」
???『如何にも。[ミカド ティラミア ネットワークファウンドリ]代表取締役、三門 臺拏(ミカド ダイナ)。改めてお見知り置きを。』
エリムス「ミカド ダイナ…。助力は感謝しますけど、何をしてくれるつもりかしら?」
臺拏『時間稼ぎに、我が社の機動兵器をそちらに一台送らせていただく。城を出たきゃつらの"目の前にな"…!』
エリムス「えっ?」
臺拏『助力と併せて、今後貴社との取引の材料になればと思っての事だ。御覧に入れよう。』
その言葉と共にタブレットの画面が切り替わり、オークション会場だった城の庭を俯瞰する映像が映し出された。
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その頃ネオ達は、アイが突き破って来た壁の穴を通り、崩れる城の外へと駆け出た。
燕「出た出た外そと!!;」
シュタイン「皆さん急いで!!」
一行は土煙を上げ崩れる城を背に、丘の下の広場で腰を下ろす。
アイ「ふぅ…これで一安心ですね。」
燕「いや~良かった良かった;」
ネオ「アイさん、センジュ君、来てくれてありがと!」
センジュ「ネオこそお疲れ様!」
ネオ「でも、O&Eの人達には逃げられちゃった…。」
シュタイン「私達が代わりに追います。ネオさんは皆さんと一緒にお帰りになって治療をするのが懸命かと。」
ネオ「…うん、わかった。」
シュタイン「カンセル、行きましょ!」
カンセル「了か………」
が、その時。
シュタイン、カンセル「∑っ!?」
センジュ「?どうしたんだい?」
突然、二人のHUDに高レベルの異常を知らせる警告が!
カンセル「この一帯に…中規模の時空の歪みが発生しています!!」
ネオ「えっじ…時空の歪み!?;」
ギュパァ!!!!
直後、広場の中空に0と1やバーコード模様が並ぶホログラムの帯が次々現れ、絡み合う様に宙を躍り始める。
センジュ「何だ!一体何が起きてるんだ!?」
シュタイン「これは、空間転送?…というより、何かがこの場に生成されている!?」
混乱し茫然とホログラムの渦を見つめる一同。その中で二人だけ、ネオと燕はその光景に馴染みがあった…。
ネオ「…レイルちゃんが、バーチャロイドに変身する時とそっくりだ…!?」
アイ「えっ!?」
燕「コレ[リバースコンバート]じゃない!?
しかも待って!あのプログラムパターンは…!?;」
そして光の渦の中に、銀色に輝く謎の機械の塊が産まれ、ぶくぶくと膨れ上がってゆく…。
やがて20m程で膨張が止まった無機質な肉団子は、今度はゴリゴリと重い音を立てて変形し、椀の様な頭、コンテナ状の腕(?)、そして4本の脚を展開して地に降り立った…!
燕「∑うっそぉー!!!![ジ グ ラ ッ ト]!?何でコイツがこっちの世界に出てくんのよーっ!?;」
ネオ「何なになにっ!?何なのこのデッカイやつ!?;」
シュタイン「まさか、歩行型の機動要塞!?」
と言うや否や、ジグラットは脚の間にある砲台をこちらに向け、リング状のビーム弾を放つ!
アイ「撃ってきた!?」
カンセル「ネオさん、私の後ろに!!」
ネオ「うわぁあ!!;」
続けて上半身のブロックからビームマシンガンを掃射!更に左右に突き出したコンテナから浮遊機雷が飛び出す!
シュタイン「っく!!なんて弾幕なの!?」
センジュ「なんのこれくらい!!」
アイ「センジュ君!?」
駆け出すセンジュ。
それを迎え撃つように今度はナパーム弾が撒かれ、次々火柱が上がる!
しかしセンジュは止まらない!
センジュ「EW合金の堅さをなめるなよ!!」
シュタイン「援護します!!」
シュタインはハンドガンで機雷を撃ち落とす!センジュは砲撃の中を突っ切り、ジグラットの懐に入って脚にドリルを突き立てる!
センジュ「でぇえええい!!!!」
ギャギャギャギャギャギャ!!
…が、ドリルは火花を散らしながら弾かれた!!
センジュ「∑なっ!?こいつも堅い!?;」
アイ「センジュ君のドリルが通らないって、あの装甲何で出来てるの!?;」
燕「ってゆーよりシールドでガッチガチなのよ!!下がって!!;」
ドドドドドドッ!!
センジュ「うわぁっ!!;」
ナパームの爆発に巻かれるセンジュ。が、直前にシュタインが突っ込み、彼を抱き上げて煙の中から飛び上がってきた!
センジュ「た、助かったぁ…!;」
が安心も束の間…ジグラットは機体が金色に輝きだし、頭のパーツが塔の様にせり上がる。そして脳天の装甲が開き、その穴をシュタイン達へ向けた。
アイ「何?まるで大砲みたいな…?;」
カンセル「対象内部に、高エネルギー反応!!本当に大砲だわ!!」
燕「ヤバい避けてー!!!!;」
シュタイン、センジュ「!?」
ドォォォオウ!!!!
直後極大サイズのビームが放たれる!
シュタインはセンジュを抱えたままギリギリ回避。掠めた光線は背後の崩れた城に直撃し、丘もろとも粉々に吹き飛ばしてしまった…!
センジュ「…あれは、俺の装甲でも無理だ…!;」
シュタイン「推定脅威レベル7以上…放っておけないわね!
カンセル、目標変更!!大至急この兵器を破壊します!!」
カンセル「了解!!…ネオさん、大丈夫ですか!?」
ネオ「ありがと…。うぅ…!」
燕「ネオちゃん?」
ネオ「この傷が無ければ、ボクも一緒に戦うのに…!」
燕「…分かった、その肩ちょっと貸して!」
ネオ「え?」
カンセル「何を?」
燕が傷口に手を翳すと、小さなホログラムの粒が現れて傷を塞いでいく…。
完全に傷が見えなくなると、ネオの左腕は何事もないかのように動いた!
カンセル「傷が直った!?」
燕「ほんの応急処置。しばらくしたら消えちゃうから後でちゃんと直さないとだけど、コレで少しの間は戦えるわ!」
ネオ「ありがと!よぉしっ!!」
燕「コイツの戦い方は私知ってる!次もっかいビーム砲出すまで、無理に攻めないで避けに専念して!!」
センジュ「なるほど、そういうパターンね!」
シュタイン「了解!!」
アイ「分かりました!」
カンセル「交戦開始!!」
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戦闘テーマBGM
:電脳戦機バーチャロン
[CRYSTAL DOOM]
https://youtu.be/we194kcvAnsお借りしたキャラの皆さん:
エリムス
ネオ
アイ
センジュ
シュタイン=ボック
カンセル
自前:
燕
臺拏
問題不都合等あればパラレルorスルーでOKです。