※一部気分を害すかもしれない表現がありますのでご注意ください
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他人の過去なんてそう簡単に聞くものじゃないのさ
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鏡盤ノ決闘【
illust/80189604】にて出現した映し身の
リュリュが明かす彼女の過去のお話。
以下補足です。
■悠久の絆
契約の一種。くわしくは【
illust/79963503】。
失血や力に飲まれないような身体的・肉体的な補助も
兼ねていたが限度があったらしい。
■血死(ブロークン・バイ・ブラッド)
サングイス家に代々伝わる「魔法が宿った自身の血」を操る秘技。
時には纏ったり時には直接攻撃にしたりなど戦闘スタイルはさまざま。
自身の流れた血を糧にする。流れる血が多ければ多いほど強くなるが、
血死の術者が人間なためにリスクが大きい。
発動条件も流血している前提なので発現のために自傷を行う場合もある。
3B(スリービー)とも呼ばれている。(Broken By Bloodの頭文字から)
■リュリュが受けた人体実験とサングイス家の末路
一族にとって血死のリスクは大きすぎたために、子孫を残す前に死ぬ可能性も
充分にあった。そのため、より強い人間を作ろうと始まったのがリュリュの父が考えた
「モノ=ユニサス」との融合による一人完結型の強化人間を作ろうというものだった。
その実験対象が娘のリュリュと母のパートナーであるグラニだった。
研究段階では期待が見込めたが、実際に行われた結果、失敗に終わった。
歪な化け物と変貌したリュリュは、確かにいくつかの特殊な能力を身に着けたが同時に心を失う。
後に他の魔法使いの制裁により一族は根絶やしにされ、歴史からも葬り去られた。
そのために彼らのことを記した書物はないといわれている。
リュリュ【
illust/79087661】