大和とはべつのステージではクイーンのスチール撮影が行われていた。
Fはコスプレしてポーズをとるクイーンに見惚れている。
F「ぐへへ(姫ちゃん...カワイイよ姫ちゃん)」
突如照明が落ちた。
F「えっ?」
姫「あっ...誰です...ううっ!」
F「姫ちゃん!?」
クイーンは2体の戦闘員バクラ―に襲われていた。
ボディにパンチを受け蹲るクイーン。
F「このやろう!」
Fのパンチがバクラ―を薙ぎ飛ばす。
クイーンを傷つけられた怒りに任せて暴れまわるF。
ドスッ!
F「う...!」
?「黙ってろ!」
F「お前...何者...?」
バトラ「私はオルガ星人バトラ。ヤマトラの光をもらいに来た。」
F「渡すもん...ぐうっ!!」
バトラの2発目のパンチがFのボディにメリ込んだ。
バトラ「私が欲しいのは純正の光だ。ハーフのキサマに用はない!」
F「ああっ!!」
バトラの3発目の拳がFのボディに深々とメリ込んだ。
F「うぐっ...」
姫「F!!!」
がっくり項垂れたFはバクラ―に拘束された。
バトラ「ではクイーンの光をいただくとするか...」
姫「は、放せ...!いやっ...あ...。」
F「やめろーっ!姫ちゃんに手を出すな!!」
バトラ「王女際の悪い姫様だな...」
クイーンの表情がスッと冷静になった。
姫「わたくしたちの負けですわね。好きになさいませ。」
F「姫ちゃん!何言ってるの!!」
姫「わたくしは誇り高きヤマトラのクイーン。覚悟はできています。」
バトラ「さすがはヤマトラの王女だ...敬服する。」
バトラの口がクイーンの胸に近づいてくる。
覚悟を決めたようにそっと目を瞑るクイーン。
F「姫ちゃあああん!!!」
Fの悲痛な叫びが響き渡っていた。
―つづく―