ぐいと腰を引かれた。
「ルーラー……？」
　俺——ジークは思わず呟いた。
　近づく身体と顔に俺はドキドキしてしまう。思わず、身体を引こうとするが、そんな俺を俺の腰に回す手が押し留める。
「踊るにはもっと近づかないとですよ」
　彼女——ジャンヌ・ダルクはにこりと笑う。ルーラーの瞳はキラキラと輝いている。
　ひらりひらと舞い踊るような彼女のドレス。それを纏うルーラーはとても綺麗で、見ているとドキドキする。いつまでも見ていたい。でも、
「俺は踊った事がないのだが」
「大丈夫です！教えてあげます。それに楽しく踊ればいいんですよ！
　さぁ、踊りましょう！」
　ルーラーは俺の手を引いてくるくると踊り出す。俺はついてくのが精一杯で足がもつれそうになってしまう。ルーラーの足を踏んでしまうが、ルーラーは楽しそう。
「す、すまない」
「いいんですよ。もっと密着していいんですよ。私がリードしますから、身体を委ねて」
「……うん！」
　だんだんと楽しくなってきた。ジャンヌに導かれるままに俺も踊り続ける。

　——そんな夢のような時間。

「——って事があった夜にベッドの上で２回戦した結果がアンタよ、邪竜と聖女の娘」

◆
動画を作ろうと思ったら、へちょいノパソじゃ書き出せないことに気がついた
どうしよう？
JavaScript組んでHTMLにしようか_:(´ཀ`」 ∠):