ノミ怪人・オルガフリーを倒したユキ。
しかし、卑怯なオルガアリジゴクは姉・ジュンを人質に取る。
姉のために抵抗をやめたユキの生体エネルギーを狙う怪人。

ユ　キ「うっ！うっ！うっ！」
アリジゴク「どうだ！もっと苦しめ！」
ジュン「やめて！やめてーっ！」

ドゴッ！
ユ　キ「ぐっ...！」
アリジゴク「さて、そろそろいただくか....。」
ジュン「ユキーッ！」
アリジゴク「叫んでも無駄だ。この女は俺のモノだ。」

オルガアリジゴクはユキを抱きかかえ首を絞めていく。

ユ　キ「あ...く...くるし...」
アリジゴク「もうすぐ楽にしてやる。」

アリジゴクは巨大なあごをユキの胸に突き立てた。

ユ　キ「ん...。」

生体エネルギー吸い取るアリジゴク。
ユキは次第に意識が薄れていくのだった。

女の子「バァバ！ママとユキ姉ちゃんがタイヘン！」
鳳翔子「ジュン！なんというザマか！しっかりしなさい！」

その手にはコスプレディーのベルトが握られていた。

鳳翔子「これはアンタのベルトだ！これを使え！」
ジュン「お母さん...！」

投げられたベルトはジュンの腰に装着され光を発し始めた。

鳳翔子「コスチュームを瞬時に装着できるように改良した。戦え！ジュン！」

光に包まれたジュンはコスプレディーに変身した。

コスプレディー「ユキを...放せ！」

後ろからアリジゴクを抱え込んだコスプレディーはそのまま豪快に投げ捨てた！
アリジゴクは地面に激突。そのまま姿を消した。

ジュン「ユキ！...ユキ！しっかりして！」
ユ　キ「..........ん...ｵﾈｴﾁｬﾝ...。」

鳳翔子「...まったく...いつまで世話を焼かせるのかねぇ。」
女の子「かねぇw」

ジュン「もう大丈夫よ。私がついてるから。」
ユ　キ「....ｳﾝ...///」

ユキは心配顔のジュンにウィンクしてみせるのだった。
一件落着かと思ったが...。

カゲロウ「あの人間の生体エネルギーで羽化できたぜ...。」

アリジゴク怪人は消えた。
いや、オルガドラゴンフライに羽化したのだった！

－つづく－