クロスシージ編、コインヘル出現に対してのツムギとヒカル二人のリアクションです。
合わせてヒカルの真の能力も発動させます。
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ツムギ「見掛けは勿論、今のカーディ達の言葉が確かなら、足止めすらもままならない。
例の教団の仕業なのか、それともアサシン自身の意志でやったのかも不明…。」
ギド(何かと判断が難しいね…困ったもんだ;)
ツムギは、悠長に考えている場合では無いと頭では分かっている。が故に焦って考え込んでしまっていた。
………しかし、その横から。
ヒカル「アタシはいっちょ行ってやるぜ?」
ツムギ「∑ヒカル?」
御船「行くって、何か策あるんか?」
ヒカル「ね ぇ よ ん な も ん !
飛んでって殴りに行くだけだ!」
御船「∑た だ の 脳 筋 や な い か い !!;」
カーディ「それだけでも相当難しいし、返り討ちになっちゃうかもしれないけど、大丈夫?」
ヒカル「オーヴァードってのも100パーの不死身じゃねぇが、一回や二回自力で生き返れるくらいにゃタフなんだよ。」
ツムギ「でもヒカル、火を吸収されるって事は、あんたの能力じゃ…」
ヒカル「姉御。火だけがアタシの能じゃねぇって忘れたのかよ?
どのみち何してもムダ、紅霧って奴が来るまでのお膳立てすらままならねえっつんなら、逆にダメ元で思いっ切りぶん殴ってやらぁ!」
ツムギ「…ホントあなた、スリルジャンキーというか何というか…。」
御船「ホンマ脳筋やなぁー…;」
しかし、ツムギはその言葉を受けて、何か詰まりが取れたような気がした。
ツムギ「…でも分かった、私も付き合うよ。」
ヒカル「決まりだな!
来い、ナックルレディ!!」
ヒカルの額からスパークが飛ぶ。
すると遠くから野太いエンジン音が聞こえはじめ、突然何処からともなく朱色のバイクマシンが飛び込んで来た。
(
illust/88962790 ←3枚目参照)
ちょうどヒカルの股の下へフロントカウルが滑り込み、ヒカルはボンネットの上を身を捻って転がってシートに座る。
(一瞬轢かれたのかと思ってカーディ達は焦ったが、当の本人は全く平気な様子である。)
ヒカル「Good boy!今日も良い子だ。」
ペットの犬を愛でるかのようにタンクを軽くボンボンッと叩くヒカル。
そしてやたら大きな後輪のカウルにツムギが乗り上がり、蜘蛛の脚で掴まった。
ヒカル「けどよ、姉御が迷ったのも分かる。そもそもあれが例の白なんたら教の本命かどうかはアタシも分かんねぇ。
だから、"槍"はまだとっといてくれ。アタシが派手にぶっ飛ばされたり喰われたりしてもな!」
ツムギ「OK、そうする…!」
ヒカル「んじゃ行くぜ!!」
アルティメットフォームになったカーディやレーヴェ、駆け付けたリアンやフローリィに続いてフルスロットルで走り出すナックルレディ。
コインヘル「愚かな…無駄と知れ!」
気付いたコインヘルは、首の一つを伸ばして喰らいかかってくる…!
ヒカル「フェニックスウィング!!!!」
6本のリアブースターが翼の様に横へ開き、空中へ飛び上がって避けた!
ツムギ「よし、先行くよ!」
シュパッ!!
そこからツムギはジャンプ、黒い風のように一瞬でコインヘルの頭の一つへ近付き斬りかかった。
続けてヒカル。
ヒカル「やっとお前の…
出番だ ぜ っ!!!!」
首に提げていたペンダントから、鳥の羽根を象った鍵を取り出しナックルレディのタンクに挿し込む。
すると、車体全体がガバッと開く。
同時にヒカルの身体は、皮膚が割れて次々と機械のパーツが突き出し、分解したバイクのカウルやモーターやエンジンと接続。
最終的に、ナックルレディをドレスの様に
" 着 た "のである…!
ヒカル「ナックルレディ…!
イ ー ペ ッ ク
モード"E.I.P.C."!!!!」
ヒカルはスカートになったブースターをまた噴かして突進、フリルのようなバックファイヤを揺らせながら、ツムギが先に斬りかかった蛇の頭へ突っ込む。
ヒカル「おおおおおおおぅるぅらぁ!!!!」
ボッゴォォォォン!!!!
鉄のグローブに電磁バリアを展開、挨拶代わりの一発を横っ面へ叩き込んだ!
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ツムギは蜘蛛腕(ブラウンハントマン)形態、
ヒカルはバトルドレス形態(モードE.I.P.C.)で飛翔しコインヘルに応戦。
紅霧が到着するまでの耐久戦に加わってこの場に残ります。
ただ、ツムギはコインヘルがどうにかなった "そ の 後 に"白粛正教団が何かしてくる可能性を踏まえ、
骨の槍(ゲイボルグ)形態は敢えて温存します。
対してヒカルは 全 力 で 殴 り に 行 き ま す 。
問題不都合あればパラレルorスルーでOKです。
また話の拾い忘れやキャラのいるいない等あればコメントで一言よろしくお願いします。