オージャの湖観測記録

私は数人の観測員、サポーターと共にオージャの湖を訪れている。 オージャの湖固有の種であるシャリタツとヘイラッシャを中心に、湖に棲む生物の調査・観測を命じられやって来たのだ。 我々に出来ることは観測、調査のみ。彼らに干渉する事は許されていない。 だが、それで良い。自らもこの雄大な湖を彩る生態の一部になれる様な気がするからだ。 しかし、調査方法を限定しているとはいえ、年単位での定点観測をよく許可されたものだ。と思う。 ここで見たものを余すこと無く残したい。 私は提出用の報告書とは別に記録を残すことにした。