もしも明日が |獪岳+悲鳴嶼+善逸
悲鳴嶼さんと獪岳の人生の分水嶺は同じタイミングだったんじゃないかな~という思いから。
あの夜、一度の過ちで(一度ではなかったのかもしれないけど)、寺で笑い合って過ごした仲間たちから拒絶され、大人も追いかけてこなかった、年端もいかない獪岳の心中を思うと胸が締め付けられます。
いつもの明日が来ていたら。
一晩経ったら、寺の子たちも獪岳のことが心配になり、寝ていると嘘をついてしまったことを反省したかもしれない。
獪岳の不在に気付いていなかった悲鳴嶼さんは必死に探したかもしれない。
お金を盗んだことをきちんと叱られ、再び受け入れてもらえる経験があったなら、獪岳も決定的に戻れない過ちを犯してしまうまで至らなかったかもしれない。
悲鳴嶼さんも穏やかで優しいままの悲鳴嶼さんでいれたのかもしれない。