あの世行きの待合室で真希ちゃん待機中の真依ちゃんが、呪霊化したせいであの世に行けない直哉君と現世の様子についてダラダラおしゃべりしてる話の続きです。
実況の真依ちゃんと毒舌でおしゃべりな解説の直哉君みたいな感じで。
実質感想文なのはいつも通り。
→前回
illust/101137555河童と刀おじさんが出てきたインパクトで完全に抜けてましたけど、呪霊直哉登場時、芋虫形態からのスタートだったことで羽化して人っぽい姿まで行くんじゃないかって予想されていたことがありましたよね…
まさかの出番延長おめでとう!
真希ちゃんが覚醒したしこの回で呪霊直哉は退場すると思ってたんでびっくりしたけど嬉しいです。
とはいえ禪院家壊滅とあわせると真希さん覚醒周りだけで何話使ってるのかって話になりつつあるので次々回あたりでエンドかなって思っています。
東京第1結界が虎杖VS日車+恵VSレシィで13回、
仙台結界の乙骨先輩の四巴バトルで7回、
東京第2結界の秤先輩の2連続バトルで10回使ってて
桜島が真希VS直哉だけで7回目なので…
河童と刀おじさんのインパクトが酷くて忘れがちですが、やってることは実質真希さん覚醒と直哉再登場とときどき憲紀君だけだと思うとここだけでかなり尺使ってますね。
先生真希さん(と直哉)好きすぎでは…?
仙台の分まで領域展開バトルするということらしいですが…
でもこのラストのやつ、本当に直哉の領域展開なのかな、と疑う心が芽生えて仕方がないです。
ここで憲紀君がいきなり使えるのはなんでさっきの時間稼ぎで使わなかったって話なので除外として、河童がいるなって…
領域には莫大な呪力消費のため展開後に術式使用が困難になるとかいう設定ありましたけど、河童の領域めちゃくちゃ省エネっぽいので…直哉が人型を取ったことで新しい相撲できる相手と認定されて、相撲取ろうぜって領域出してるだけだったりしません?
大丈夫?
直哉の領域展開見れるってことでいいんでしょうか?
いや、直哉が領域展開してたらそれを中和するために河童が領域出すでしょうけど、あの領域に入るには合意が必要だったから直哉は拒否するでしょうし、素直に真希さんと殴り合いだと思うのですけどどうなるんでしょうね。
そういえば呪霊って最初からポテンシャル決まっている、後天的に強くなることはあまりないということなので、もしかして憲紀君が攻撃しなかったらあの繭から人型で出てくる予定だったんでしょうか。いや髑髏トルソー形態はネタ満載だったので、あそこは元々芋虫⇒髑髏トルソーで変態する予定だったのでしょうね。
トルソーがなんか固い蛹っぽいし、最初から最終形態は人型だったと考えるべきなんだろうなと。
直哉が意地と怒りで本来ありえない最終進化形態の先に行ったというならそれはそれで格好いいんですが
そこまで格好いい設定はもらえるのかなあ、どうなんでしょう。
そもそも呪霊の癖に人間時代の性質残りすぎ問題があるわけで、呪霊化するにあたり羂索あたりになんかえぐい仕込みされてる変わり種だったりしませんか?
そもそも本当にちゃんと死んでから呪霊になってますか?
真人は無為転変で改造人間作ってたけど、羂索の実験で改造呪霊人間とかにされてませんか?
最後の見開き刀おじさんが白目じゃなくて黒目で直哉見てるんですが今ちゃんと呪霊の身体ですか? 実体あったりしませんか?
双子ママに刺されて死んで呪霊に成って、生前とても我が強かったので呪霊になってもそうだったというだけならいいんですが…あのあまりに生前そのままの姿(ピアスまであるの何故)を見ると、不安になるのです…
個人的に直哉は、登場して以来、相手を対等な場所において死力を尽くして戦ったことが無いと考えています。
ずっと、ずっと先入観に足を取られて、うっかり舐めプする流れを繰り返している。
151話の最後、真希さんの拳が届いた瞬間の顔、とてもきれいなお顔なんですけど、本当にびっくりしていて、相手がそんなにできるなんて思ってなかったんだろうなって。
おそらくあの時点で真希さんと直哉が本気で殺し合いできていたら、真希さんは負傷して疲弊もしていたので、真希さんが負ける可能性は十分にあったと思うんです。
でも実際は呪力0になったものの、皆と同じに成ったことで満足していた真希さんを見て、やっぱり偽物だっていう判定を出して、弱っちい真希ちゃん、を相手にするつもりでやったからあれなんだと思ってます。
脹相戦にしても同じですね。
赤血操術はこういうもの、っていう先入観がなかったら勝敗はともかくああいうオチではなかったでしょう。
そして呪霊直哉は、肉体のポテンシャルが上がったことで、自分を倒した時点の真希ちゃんより上に行ったと思ったから「僕も来たで こっち側」と言っているわけで、またもや真希ちゃんを見下して舐めプしていてこの有様になっているんですが、真希ちゃんが正真正銘甚爾君と同じ生き物になったと認識してしまった直哉が、初めて本当に真希ちゃんのことを見て、そこに立つのは俺や!と、本当の本気になった結果こうなっているのなら滅茶苦茶熱いなって…
相伝術式のメリットはマニュアルがあることでデメリットは情報が漏れやすいことだという話がありましたが、最初から自分の上限が提示されているため、その先入観で自分の殻を破りにくいというのもデメリットだと思います。
直哉は本当の強さに憧れながら、それに勝てない自分、という殻を長らく破れなかったのだと思います。
「少し未来の強くなった自分を想像できない」というやつです。
おそらく同じ術式の直毘人と同じか超える位まで強くなったところで成長を止めてしまっていたでしょうし、憧れの甚爾君が死んでしまって、挑戦することもできなくなってしまったその時から殻を破る方法を喪っていたのではないかなと。
そうして今真希ちゃんに甚爾君を見たことで、なんで!って怒りを爆発させて人型に変化した、これは直哉の初めての成長なのではないかなと。
真希ちゃんの踏み台として設計されている敵キャラだし、いつ殺されてもおかしくない位ヘイト買っているし、生きのびて欲しいとは望みませんけど、ここからは、今度こそ舐めプ無しで死力を尽くして戦って、やりきってくれるなら最高だと思うのです。
でもどこまでいっても結局変われなかった無様で無惨な存在として終わる気もしていますし、きっかけをつかみかけたところで、みじめに踏み潰される終わり方するんじゃないかなあなどとも思うのです。
そんなことをつらつらとキャプションの上限文字数使い切りそうになる迄、休載があったせいでいつもの倍余分にあれこれ考えてしまったのでした。
198話、滅茶苦茶気になります!