ゲ謎の長田のあの袴は「差袴(さしこ)」という名前で検索すると写真もいっぱい出てきます。現代では神職が使う袴で巫女装束の袴と同じです。
腰紐に入っている模様的なものは「上指糸(うわざしいと)」で検索すると出てきます。
差袴は普通の馬乗り袴とはだいぶ形が違い、着方も違うものがあります。
ひだは前も後ろも三本、腰板はなく、腰紐は太めで前後に「上指糸」の飾りがあり、笹ひだが前にも後ろにもあります。
上指糸の飾りを赤で入れる流派が実際にあるかどうかは不明ですが、通常は白紐を二本並べたものになります。
この絵は腰紐は前後別れてついているものとして描いています。
長田が下にどういう帯を締めてるかはわかりませんが、一般的には差袴の後ろは膨らませません。
帯の模様の方は、C103発行の帯結びの本に模様の入り方の解説を入れそびれたなあ…ということをゲゲ郎を見てて気が付いて描きました。