今回のあらすじ：窖を目指して二人は島に上陸。ゲゲ郎が河童に対抗心を燃やす一方で、水木は乗せられたり持ち上げられたり落とされたりするのであった。
【朗報】水木がドジを踏まない
【悲報】ドジ無しの代償はある

◇河童に渡した胡瓜は庚子さんに頼んで用意してもらったものです。風呂敷の中には他にも島で使う道具をいくつか。
◇前回の補足ですが、あれは「何を飲ませたか」より「どう飲ませたか」が重要という設定です。単に幽霊族の血肉を口にするだけで眷属化あるいは同族化できるのだとしたら、永遠の命を求めていた時貞がそれを実行していないはずがないので、単に血を飲んだだけでは霊力がちょっと上がるくらいの効果しかない、と想定しています。なので温泉回の前に意図せず血を舐めた水木さんは以後、見えないものを見ることができるようになりました。
◇そして前回二人が行ったのは「一つの杯で回し飲みをする」という杯事。
　ゲゲ郎が先に口をつけ、その杯を受けることで水木さんとゲゲ郎は身内となる契りを交わしたわけです。簡易ではありますが契約なので、（今の時点では）霊力を分け与えるのが目的であるとちゃんとゲゲ郎は説明してますし、大事なことなので二度言っています。水木さんはそれを受け入れて酒を飲んだので、何のとは言いませんが予約が入りました。