西武鉄道801系:
1968年登場。701系(
illust/71498150)の改良・発展型である。
先頭Tc車の台車が空気ばね式のFS-067となったほか、ブレーキ装置も701系のAAEに対して増圧弁付きのAA-RE(AMA/ACA-RE)となり、
ブレーキ力の増強が図られるなどメカニズム面での変更が多い。
また、自動洗車機の導入に伴い、洗車効率を高めるため軽い張り上げ屋根の形態となっており、
この関係で真正面から見ると701系に比べて「いかり肩」な印象を受ける。
車体の外形はその後、旧101系(
illust/43811901)にも引き継がれていくこととなる。
801系は1978年より冷房化を開始し、あわせてブレーキも応答性の高いHSCに変更となったが、
この間に台車の振り替えは行われておらず、701系と比較した際に雨樋の位置が高いことと先頭車の台車が違うことで
容易に判別できた。
主に新宿線系統で使用されたが、1997年までに全廃。
701系とともに地方私鉄にまとまった数が譲渡された。